品質に厳しくなってきているタイ人

タイの市中にもアウトレット価格でショッピングができる場所があり私はヘビーユーザーです。特に靴をよく買います。道路事情が悪い(舗装の素材や技術的問題、洪水、犬の落とし物etc多発)ためおしゃれで美しい靴はドアツードア送迎ありでおでかけする時のみ、仕事の時はそれなりに見えつつ壊れても修理せず(修理がまずいとまたすぐ壊れるので)すぐ破棄して新しいのを買う、となるため「つくりがしっかりしていて元の値段はいくらでもいいので購入価格は安く、デザインはごくオーソドックスのもので、履き心地が良ければ尚可」というものをアウトレットで探します。

上記は私の生活や嗜好を背景にしていますが、インターネット時代になり世界の情報が一瞬で入ってくるようになってタイ人も審美眼および選定眼が非常に厳しくなってきています。日本の靴の会社も、もちろん靴に限ったことではありませんが、使用者の生活的事情、社会的事情を踏まえて品物をセレクトして輸出してくださるとタイ人にあっという間に浸透すると思います。

さてもう一つ、タイ人の選定眼が厳しくなったのでないかと思われる例をご紹介。そのアウトレットで「特定スペースを借り切って在庫を積み上げている」という会社がありました。イギリス系の大衆スーパー、Marks&Spencerです。

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20年近く前に行ったイギリスでみてこれはイギリスのイ*ン(当時はジャ*コ)と言った感じでした。衣類などは「価格は確かにお手頃ですが、」と句読点で止めるような感じの品ぞろえだなあと思ってたら数年前からタイのデパートの一角に出店を始めていてちらっと覗くと「まあ20年前とあんまり、」とこれまた句読点で止まるような陳列内容でした。

そしたら思いっきりアウトレットで出店。正規価格かつデパートという場では売れなかった、ということですね。価格をチェックしてみると「この**でこれは、、えー」という衣類やアクセサリー類、「この大きさでこの価格、単なるロンドン価格にそのまま輸送費と通関費を上乗せしただけですかー」という飲食料。パッケージも「うーん、イ*ンのPBですかねえ」的消費者嗜好を重視してないような感じ。こちらもアウトレットでありながら誰も近寄らないスペースになっていました。

近年の日本との経済協定で日本製で品質の高いものが昔よりぐっとお手頃になって流通が可能になったこと、短期訪問ビザ免除により海外旅行者総数の90%が日本に行き衣食住ほかで日本の良さを知るようになったタイ人。そしてその日本製の中でも自分の好みや必要に合わせて商品を選択できるようになった市場環境。昔のように「日本製なら何でもOK」ではなくなった今、国の経済規模統計や平均収入調査などに囚われずきちんといいものを提供して肥えた目を凌駕して財布を開かせるような新規マーケットを御社の製品でぜひ開いてください。

 

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