2017/08/02メルマガ タイ、食品の少量個装時代到来

一昔前までは生産者の梱包材購買都合や生産設備投資都合にて、キロ単位でどばーっと同じものが詰められており、一旦開けると最後まで食べきれないか、誰かに分ける前提で購入していたタイのお菓子。

そんな大雑把な包装はもはや時代遅れ。特殊出生率が奇しくも日本と同じにつき、こういった包装も日本の後追いかと思うような少量小袋包装になりつつあります。

同じメーカーの同じブランドの似たような内容の製品です。

左は昔ながらのどばっと入れです。ジッパーが付いているので食べ残しても保管は出来ますが、湿気の多いバンコクの空気に触れるとあっという間に湿気ってしまいます。

右は新包装。小分けになっており食べる分だけ取り出せます。小袋をジッパー付外装袋から出しておいても状態に変化なし。おお、凄い進化してる、と日本では一昔どころか三昔遅れぐらいの感動さえ感じます。

そうなると「その小袋は湿気を通さないタイプなのか?」というところでご興味いただく方もいると思います。素材の特定はできませんが、外装袋を開けた時ほのかにナッツの香りがしていたので、湿気も香りも通してしまうごく汎用的かつ廉価な素材だと思われます。

タイ式素材自体は廉価でありつつ、いかに湿気を通さないかの方策。そのヒントは耳代の厚さです。片側1.5cmあり、上下で3cmほど。そして熱で接着している部分がかなり何層にもなっています。副資材は常に廉価を求められ、高品質なものを推進するには多くのメリット提示が必要です。何とか値段を上げずに湿気を通さないように、のタイ風対策はこういう方向のようです。

ちなみに、日本産のお菓子の耳代はどれぐらいでしょうか。ブルボンさんプチシリーズを例としますとわずか0.5cm。上下で1cm。素材は特定できませんがアルミ系で湿気も通さず香りが漏れていることもありませんでした。

単純に長さ比較での検証ですが、耳代が3倍という事は、ひょっとしたら多少購買費に変化は生まれるが、ちゃんとした素材を採用して耳代を短くしたほうが結果的にはコストダウン、という検証も出来るかもしれませんね。

Logos
目先の「安い」で結果的には損をしている、ということがタイ系の会社では案外見受けられます。
かといって、性能だけのメリット提案もタイ人にはあまりいい返事がもらえない交渉方法のように思います。
タイ人は概して算数が苦手な人たちなので、現状と新規提案でどれほどコストメリットがあるのかを一緒に計算機で計算してあげる、など子供に勉強を教えるような手とり足とり具合ではありますが、そこで現状より確実に手元に残る、採用後一定期間そのコストメリットの検証を共にする、などがあると良い関係を築けるかもしれませんね。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です