2071/09/03メルマガ タイ、オンラインショッピング物流の行方

タイでもオンラインショッピングが大人気。日本では市場の成長に伴い、物流現場での人手不足を始めとした多くの課題が露呈、宅配最大手業者の動向が大きな注目を集めています。

タイでも順調に市場が成長しており、それに伴い今後日本の物流現場で起こった課題や問題が生まれてくる可能性はあるでしょう。

過去楽天のアジア市場撤退のタイミングで物流業者さんにインタビューしておりますので、ご興味あればここからどうぞ。

http://scripture-iwbp.in.th/2016/03/31/ec-logistic-in-thailand/

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さて、今回は「今はどういう物流を使用してオンラインショッピングを展開いるのか」を簡単にご紹介します。

こちらは郵便局の写真。小さいものから大きいものまで、様々な箱サイズが準備されています。このあたりは日本と同じでしょうか。

弊社オフィスのそばの郵便局は常に混雑。オンラインショッピングを展開しているのだろう、大量の発送物を持ち込む人もしばしばです。

タイの郵便局には非常に多くの課題があります。

まず荷物の扱いが非常に荒いことです。うず高く積み上げて崩壊、蹴ったり転がしたりで箱の角が潰れている、なんてのは日常茶飯事です。

次はインフラとしてのハードのメンテ不足。郵便局の数自体が非常に不足しています。駐車場がない郵便局がザラです。窓口の数は利用者に比べて物凄く少なくいつも長蛇の列。郵便の利用および重要性激増の現在でも、20世紀に設置した物を頑なに保持しています。

そして最大の課題はサービスの遅さ。別件でヨーロッパからお化粧品を取り寄せた実例ですが、7月中頃にヨーロッパから発送したものが最終的に8月下旬近くに到着しました。

ヨーロッパのバカンスシーズン、7月28日に新規設定された現国王のご生誕祝日+土日、8月12日の皇太后のご生誕祝日+土日、という三重苦期間ではありましたが、それにしても5週間、、。ソフト面でのレベルが推して測れます。

さてこちらは、そんな郵便局の「痒いところに手が届いていない点を突こう」作戦なのか、日系コンビニのファミリーマートと外資物流のケリーロジスティクスとの協業の様子。

セブンイレブンに比べて1/10ほどの店舗数のファミリーマートではありますが、24時間営業で好きな時に荷物を持ち込める、長蛇の列に並ばなくてすむ点だけでも 郵便局よりポイントが高いですね。

回収は納品でスペースの出来たトラックへ載せて貰えば自社機材の投入も不要。

箱も売れ筋のサイズが幾つか用意されていますし、包装お手伝いサービスもあるようです。これにより、郵便局窓口でよく見かける「梱包があまい、やり直し」という指摘で梱包し直し、長蛇の列並び直し、という手間軽減はタイの消費者に大きく+の印象になるでしょう。

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ファミリーマートとケリーロジスティクスと協業は今後どのような展開になるのでしょうか。

タイの人口は日本の半分ぐらいですが、トラックが走る道路インフラは都市部以外の大部分ではまだまだのレベルであり、荷物数は日本より少ないとしてもやはり配達に大きな課題があるように思います。

また、世界でも国別運営店舗数第3位となったセブンイレブンが今後自社店舗網を活用してどのように参入してくるのか。

コンビニの店員の離職率の高さ、教育訓練の浸透、店頭レジのシステムの入れ替えや導入etc、、、

先をいった日本の事例が参考になるケースもあるでしょうし、タイならではの課題でお手本のないケースもあるでしょう。

お手本のある課題もない課題も、タイである程度の結果が出れば、オンラインショッピング物流インフラノウハウのASEANのお手本になりそうですね。一消費者としては、快適なお買いができれば嬉しいです。

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