2017/10/31メルマガ タイ、前国王大喪の礼にみる、政治体制が人間に与える影響

2017/10/26はタイの前国王大喪の礼でした。崩御直後とは違った悲しみがタイ全土を包みました。

私も一日インターネットの中継で遠隔参列しました。

お手伝いさんは近所のお寺にお花を捧げに行っていました。現場は「物凄い混雑でした。周辺歩道に人が列を作ってならび、隣の駅までも続く列でした。3時間ぐらい並びましたが、誰も文句を言わず最後のお別れをしていました」とのことでした。

タイ人にとっては、お若いころから全土を巡幸されて国民を気にかけてくださる王様でした。

外国人にとっては、国王の存在が比較的政治的安定をもたらし東南アジアの中では相対的に外資を呼びやすい国になさった、というイメージもあります。有名な姿は1992年のクーデターの際に将軍を床に座らせ諭しておられる姿でしょうか。

葬礼は壮大でした。歴史のない国や、統治手法の違う国では見られない現代絵巻物でした。音楽はあまり悲壮感が漂っていない感じでしたが、それは文化ですし、タイ人にしてみれば悲壮感のある音楽だったのかもしれません。

喪が明けた月曜日。政治体制の違う国資本の新聞にさっそくこの葬列の費用や意義についての社説が載っていました。また、その国から来た人たちも一様にその論調でした。

私は彼らに同調することもなく、「国の統治体制が違うとわからないよね」とだけ返答しました。まるで自分が正しいかのように誇らしげに「あれってさあぁ」と言っていた話がピタっとやみました。どういう風に受け取られたのか分かりませんが、生まれた国の政治体制が他国の価値観にとやかく言う人にしてしまうのだろうか、とも思いました。

そんな難しい話でもなく、シンプルに「この度は本当に(頭を下げながら)ごにょごにょごにょ、、」としておけばどこの国でも生きていけるのになあ、と思った件でした。

写真はインターネット中継をスクリーンショットしたものです。

西洋文化の基礎である聖書からですが、喪が明けたことで
コリント人への第二の手紙 5:17 古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなった

になるかもしれませんね。
新しい時代のタイはどういう成長をするのか。今まで以上に楽しみながらタイと付き合っていきたいものですね。

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